ニコチンが悪いんじゃない、タールが悪いんだ！？

2018-08-24 安全性

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タバコの主な成分として有名なのがニコチンとタール。「どちらも体に悪い」「どちらもがんの原因になる」と思われがちですが、本当にそうなのでしょうか。タバコの健康被害について分かっていないと、周りの非喫煙者に説明することもできませんよね。ニコチンとタールの違いやそれぞれの詳しい特徴、電子タバコに含まれる成分についてご説明します。

Contents

1. ニコチンとタールの違い
2. ニコチンとは何？ニコチンをめぐる議論
3. タールとは何？
4. VAPEはタールを含まない
5. VAPEを安全に個人輸入できるショップはVAPE.SHOP

1 ニコチンとタールの違い

ニコチンとタールは、ひとくくりに「危険な物質」と思われがちですよね。しかし、それぞれ作用は違います。特に覚えておきたい3つの特徴についてご説明します。

・発がん性

タバコの害＝がんのなりやすさ、と考える人も多いはずです。しかし、発がん性があるのはタールで、ニコチンに発がん性はありません。タバコに含まれる約4000種類の化合物の内、有害な物質は200種類、発がん性のある物質は約50種類と言われています。確かにタールには発がん性があると認められていますが、ニコチンに発がん性は無いと言われています。

・依存性

タバコ＝依存性がある、というイメージがありますが、依存性があるのはニコチンです。ニコチンを摂取することで脳からドーパミンが放出され、心地よい気分になります。しかし、ニコチンが無くなるとドーパミンの放出も無くなり、心地よい気分は終わります。「また心地よい気分になりたい」と感じるため、ニコチンへの依存が始まります。

・神経系への影響

ニコチンは神経系への影響が強いです。血管を急激に収縮させる作用があり、心拍数の上昇や血流に影響を与えます。発がん性物質ではありませんが、心疾患や脳血管系の疾患リスクは高まるという点で健康に悪影響があります。

2 ニコチンとは何？ニコチンをめぐる議論

日本ではニコチンが医薬品とされており、血管を収縮し血圧を高める作用があります。心拍数上昇や感覚情報処理機能の向上のほか、緊張緩和や覚醒効果などの作用を持っています。

「依存性はあるが、それ自体に大きな害はない」という説が専門家の間で話題になっていますが、真偽はまだ確かではありません。海外ではニコチン入りのVAPEも発売されていますが、日本では発売が禁止されています。まだ研究段階なので、今後の情報に注目です。

3 タールとは何？

タールは発がん性のある物質として証明されています。具体的には喉頭がんのリスクが32倍、肺がんのリスクが4.5倍、肝臓がんのリスクが3倍になるというデータがあります。
また、タバコ臭さやヤニの原因もタールにあります。周囲に迷惑をかける大きな原因はタールにあると言えます。
さらにタールはその性質上、咳や痰の原因にもなります。副流煙に含まれる有害な物質の代表なので、喫煙者にとっても周りの非喫煙者にとっても有害な物質です。