前回、IQOSの新商品「IQOS3」についてのコラムを書かせていただきました。 今回は、それも含めて、フィリップモリス社から株主向けにローンチされた資料から、VAPEの未来を想像していきたいと思います。
Contents1 フィリップモリス社の株は高配当株
タバコ業界を牽引するフィリップモリス社は株式銘柄としての魅力も持っています。フィリップモリス社の株の特徴として挙げられるのが、配当金に関する現地課税がほぼゼロであるという点です。 通常であれば、米国企業の株から配当を受けると、「現地(アメリカ)課税」と「日本国内の課税」のニ重で税金が取られます。しかし、フィリップモリス社は現地課税がほぼゼロとなるので、二重課税とはならず、より多くの配当金を得られるというメリットがあります。 そういった点から、実際のアイコスユーザー以外にもフィリップモリス社の動向は非常に注目されます。
2 4つのプラットフォームで紙巻たばこからの完全切替へ
画像引用:https://www.pmi.com/investor-relations/overview/event-details/?eventId=5246135
2017年3月、株主に向けた資料によると、アイコスを販売する「フィリップモリス社」は今後、いわゆる紙巻きたばこを減らしていき、加熱式たばこなどの次世代のたばこに切り替えていく方針を打ち出しています。ちなみにフィリップモリスとは、アメリカ合衆国ニューヨーク州に本社を置く、世界最大のたばこメーカーです。マールボロ、ラーク、パーラメントなどが有名です。
そして、今後の展開として「4つのプラットフォーム」によって紙巻きたばこを減らしていくことを発表されました。
画像引用:https://www.pmi.com/investor-relations/overview/event-details/?eventId=5246135
Platform 1 =加熱タバコ
いわゆる「IQOS」です。ポケットチャージャー、ホルダー、たばこスティックの3つで構成。ホルダーは、特定の温度範囲内でたばこ葉を加熱するバッテリー式の電気加熱制御システム。 IQOSの新商品「IQOS3」についてのコラムはこちら >
Platform 2 =加熱タバコ
Ploomtechのように、たばこの葉が密閉されている製品です。たばこ葉の加熱温度をあらかじめ設定された温度範囲内に抑える製品設計が採用されており、 先端部の炭素熱源により加熱するシステム。電気システムなしでも熱が発生。
Platform 3 =電子タバコ(VAPE)
ニコチン含有エアロゾルを発生させる新しいタイプのプラットフォーム。
Platform 4 =電子タバコ(VAPE)
いわゆる「IQOS mesh」。ニコチン含有溶液を気化させるバッテリー駆動式デバイス。POD型VAPEです。
そんな最強のたばこ会社がVAPEを出すということは、VAPE界にとって追い風になるということは間違い無いでしょう。
3 海外でこんなに展開しています!・・・内訳は?
IQOS :25の市場における主要都市で開始
EU地域:デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、リトアニア、モナコ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、スイス、イギリス
EEMA地域:日本(千歳、中部、福岡、大阪、東京の各空港)。 スイス(ジュネーブとチューリッヒの空港) 、イスラエル、カザフスタン、ロシア、セルビア、南アフリカ、ウクライナ
LA&C地域:カナダ、コロンビア
アジア地域:日本、ニュージーランド
IQOSは上記の主要都市で展開しております。しかし上位各国のたばこの国内シェアで見てみると、一見どの国も順調に成長しているように見えますが、桁が違うことに驚きます。
画像引用:https://www.pmi.com/investor-relations/overview/event-details/?eventId=5246135
データが一年以上前ですので、最新のものを見て見ます。以下、国別ではなく地域別ですが、アイコスユーザーのほとんどが日本に集中していることがわかります。(黒文字がアイコスユーザー数、白文字が紙巻きたばこを禁煙しアイコスに移ったユーザ数。単位は千人。2018年9月27日"PMI Investor Day")
画像引用:https://sites.media-server.com/mmc-custom-portals/Philip_Morris_Intl/2018-09-27_Investor_Day_2018/Downloads/Jacek_Olczak_v1.pdf
画像引用:https://www.pmi.com/investor-relations/overview/event-details/?eventId=5246135
加熱式たばこを牽引してきたフィリップモリスですが、日本以外のシェアの低さは現実です。世界ではVAPEが主流で、フィリップモリスもVAPEを出さなければならないのでしょう。そしてフィリップモリスに限らず、"PloomTECH"でお馴染みの「JT」も、VAPEでの世界展開を進行しています。
画像引用:https://www.jti.co.jp/investors/library/
presentation/2018_London/pdf/20180605_3.pdf
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4 まとめ
IQOSをめちゃくちゃ売っている会社でも、世界ではVAPEを売っている。今も未来も、VAPEは世界の主流。
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