JTが米国大手電子タバコ会社Logic Technology Development LLCを買収して新作モデルを発表!!

タバコ市場が近年急速に変化する中で、各社に共通する点としては、紙巻きタバコから電子タバコ・加熱式タバコへの移行です。タバコに関する健康リスクを減らし、クリーンで快適なタバコが市場の中心を担っていくでしょう。そんな中、国内大手のタバコメーカー「JT」は、電子タバコ大手の「Logic Technology Development LLC」を買収、電子タバコ市場での海外展開を狙っています。今後の低リスクタバコ市場を占う意味でも重要な買収となったわけですが、それを踏まえながらJTの今後の事業展開や新製品について見ていきましょう。

Contents

1 JT(日本たばこ産業株式会社)について

JTは日本のタバコメーカーで、フィリップモリス社、ブリティッシュ・アメリカ・タバコ社に次いで世界第3位のシェアを獲得しています。
日本タバコ専売公社の流れを汲む企業でもあり、紙巻きタバコでは「メビウス」「セブンスター」「ピース」、加熱式タバコ「PloomTECH」などでおなじみです。品質の高さやブランド戦略によって、国内での絶対的な優位性を持っており、M&Aを有効に活用し、海外市場への積極的な展開を見せています。 将来的に縮小傾向と予想されているタバコ市場の中でも、リスク軽減製品を次世代の成長事業と位置づけ、積極的な資本投入を行っています。紙巻きタバコから電子タバコ・加熱式タバコへの移行が進む中でも、低温加熱式タバコ「PloomTECH」をリリースし、シェアを獲得しています。国内では未発売となっていますが、電子タバコの「logic.」を海外で展開し、今後さらなる拡大が予想されるRRP市場において成長を続けています。 2018年末から2019年にかけては、「PloomTECH」シリーズの新製品の投入を予定しており、2020年までには、RRP市場で40%のシェアを獲得していくことを目指しています。
紙巻きタバコ市場が縮小を続ける中で、速やかに事業戦略を切り替え、積極的な投資によって、新興市場の獲得と海外への市場拡大を続けているなど、急速に変化する時代の中で、持続的な成長が期待される企業です。

2 米国大手電子タバコ会社Logic Technology Development LLCについて

RRP市場での積極的な事業展開を見せる「JT」。「PloomTECH」のリリースを皮切りに、2015年には、アメリカの大手電子タバコ会社「ロジック・テクノロジー・ディベロップメント社」の買収を行いました。
JTでは、2014年にもイギリスの「ザンデラ」を買収しており、電子タバコへの積極的な参入姿勢を見せています。
ロジック社は、2010年に設立、アメリカのフロリダ州に拠点を持つ電子タバコ会社です。創業10年で従業員数は20名ながらも、電子タバコ「logic」をブランド扱っており、電子タバコ最大の市場でもあるアメリカで業界第3位の売り上げを誇っています。 ロジック社が取り扱っている電子タバコ「logic」は、充電式や使い捨て式など幅広い製品を取り扱っています。
2種類の詰替えカートリッジを用意しており、JTにとっては加熱式タバコ「PloomTECH」に加えて、電子タバコ「logic」ブランドを手に入れることで、欧米を中心に成長を続けるRRP市場のシェア強化を狙っています。

【Logic社の概要】

・設立:2010年
 ・本社所在地:米国、フロリダ州、Pompano Beach
 ・代表者:Eli Alelov、Howard Panes
 ・株式:非上場、創業者保有
 ・事業内容:販売店やオンラインを通じた電子たばこ製品の販売(主に米国)業界第3位(2015年3月時点、出典:Wells Fargo)
 ・製品:「Logic」ブランドの電子たばこ製品(充電式で即使用可能なタイプ、使い捨てタイプ、タンクタイプ)詰替カートリッジ(2種類)、関連用品

3 買収したことで生まれたLogicシリーズ とは

リスク低減タバコには、タバコの葉を燃焼ではなく、加熱して発生する蒸気を愉しむ「加熱式タバコ」と、ニコチンや香料などを含むリキッドを加熱して発生する蒸気を愉しむ「電子タバコ」の2種類があります。
JTが買収した「logic社」によって生まれた「logic」シリーズは、「電子タバコ」にカテゴライズされる製品です。国内では規制の関係で販売されてはいませんが、電子タバコの利用が盛んな欧米などでの参入を進めており、2018年2月時点では、同ブランド製品を10か国で展開しています。 「logic」シリーズには3つの種類があり、それぞれ「POWER(充電タイプ)」「LQD(詰替えタンクタイプ)」「PRO(使い捨てタイプ)」がラインナップされています。

4 まとめ

JTは今後の事業戦略として、RRP製品に注力していき、紙巻きタバコから電子タバコ・加熱式タバコへの転換を図ってくることが予想されます。 logic社の買収によって、これまで「PloomTECH」で獲得してきた加熱式タバコのシェアに加えて、電子タバコ市場にも進出を図っていることからもそういった方針が伺えます。 今後は高温加熱式の新製品投入や、RRP市場でのさらなるシェア拡大に向けて、積極的な海外転換を図っていくでしょう。 タバコ市場全体が紙巻きタバコから電子タバコ・加熱式タバコへ転換している中で、時代の変化に対応し、持続的な成長を遂げるための戦略を実施しています。

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