電子タバコの安全なリキッドとは

「電子タバコは紙巻きタバコよりも健康に悪影響がない」という話を聞いたことがあると思いますが、一体何が違うのでしょうか。電子タバコの成分には何が入っていて、何が入っていないのでしょうか。この記事では、電子タバコのリキッド(液体)の成分は何なのか?その成分は安全なのか?についてご説明します。

Contents

1 リキッドの成分には何が入ってる?

リキッドとは、VAPEに入れて楽しむフレーバー液体です。フルーツやスイーツ系の甘い物からタバコらしいメンソール系の物まで様々。主にベースとなるベースリキッドと香り付けのための成分の2種類から成っています。

日本で発売されているリキッドはニコチンやタールが禁止されているので、健康面で注目を浴びています。とはいえ、どんな成分が入っているのか?本当に危なくないのか?気になりますよね。

この記事では、リキッドの成分であるグリセリンやプロピレングリコール、精製水、香料、そして海外では含まれていることもあるニコチンについてご説明します。海外の商品を個人輸入したり現地で購入する場合もあると思いますので、電子タバコにおけるニコチンについても把握しておきましょう。

2 ベースリキッドとは

ベースリキッドの主な成分は、グリセリンやプロピレングリコール、精製水です。煙の濃さや喉越し、リキッドの風味をを変えるためにこれらの配合を調節します。 特に海外の商品を買うときは「VGまたはPG」と表記されていますが、これはどちらかだけが含まれているわけではなく、「どちらの成分が多いか」という指標です。

3 植物性グリセリン(VG)

無色透明な液体で、摂取しても粘膜や皮膚に多少刺激がある程度です。食品添加物として、甘味料や保存料、保湿剤、増、医薬品、化粧品、保湿剤等に含まれている成分なので、 安全性が保証された身近な成分です。グリセリンは煙の元なので、グリセリンの割合が多ければ多いほど煙が多くなります。

グリセリンの量が多め(70〜80%)の場合は、吸った感じも重め。甘みが強く、チョコレート等の濃厚な香りとの相性が良いです。

グリセリンの量が少なめ(50〜60%)の場合は、煙が少なめで吸った感じも軽め。煙の量は多ければ良い、少なければ良いというわけではなく好みには個人差があります。 あっさりとしたフレーバーが好みの方は、グリセリンを少なめにすることをおすすめします。グリセリンが少ないと甘みも少なく、メンソール系等のあっさりしたフレーバーとよくマッチします。

4 プロピレングリコール(PG)

無色・無味・無臭の油状の液体です。日常生活では保湿剤や潤滑剤、乳化剤、化粧品、麺、おにぎり等様々な物に使われており、安全性が保証されています。プロピレングリコールが多いと、味がしっかり出ます。喉や肺などの呼吸器に強くまとわりつく感覚を得られます。

5 香料

風味や香りを出すための成分です。フレーバーの多さは電子タバコの魅力の一つでもあり、使われている成分も様々です。バニラ系であればバニラエッセンス、メンソールであればハッカ油等、食材にも使われている成分が使用されています。

ただ、企業秘密なので成分を公表していない会社も多いです。グリセリンやプロピレングリコールが安全だからと言って、香料も必ずしも安心できる物質とは限りません。

例えば、紙巻きタバコに通常含まれている有害な有機化合物が香料としてリキッドに少量入っていることがあります。リキッドを選ぶ際にはなるべく成分が公表されている物、信頼できる会社から販売されている物を選ぶようにしましょう。

6 ニコチン

日本で販売されている電子タバコは、ニコチンが含まれていません。法律で禁止されているためです。それでも「ニコチンがないとタバコを吸ってる気分になれない」という人も多く、海外から個人輸入することもできます。

7 まとめ

電子タバコのリキッドの成分は、基本的に安全です。しかし、企業秘密とされている香料には有害物質が含まれていることもありますし、海外の製品にはニコチンが含まれているものもあります。まだまだ発展途上な電子タバコですので、未知の部分も大きいです。個人輸入する際には怪しい取引先は避け、有名な会社から購入するようにしましょう。

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