VAPEの購入を検討している人や、すでに購入して愛用している人は多くいることでしょう。VAPEはスタイリッシュな見た目のものも多く、世間的な注目度も上がっているからです。ただ、商品の人気とは裏腹に、VAPEを長く使い続けるためのメンテナンス方法を知っている人はあまりいません。今回の記事では、正しいVAPEのメンテナンス方法や注意点などを紹介していきます。
Contents1. VAPEに定期的なメンテナンスが必要な理由
VAPEは定期的なメンテナンスが必要な商品です。なぜなら、VAPEのアトマイザーは使い続けることによって汚れやコゲが付着し、煙の量が減ったり、リキッドの味が悪くなったりするからです。リラックスして楽しむためにVAPEを使用しているのに、このような状態になってしまえば本来の利用目的が達成できません。そのため、自分で定期的なメンテナンスを行ってアドマイザーを綺麗に保つことが重要なのです。こまめにメンテナンスをして常に綺麗にすることができれば、いつでもVAPEを美味しく味わうことができます。
また、煙の量や味わいだけではなく、手入れをしないとVAPEの寿命そのものを縮めてしまう恐れもあります。手入れを怠ることによって、VAPEを構成している各部品の劣化が早くなってしまうからです。再びVAPEを購入することになるとお金もかかるので、なるべく手入れをして長持ちさせたほうが良いでしょう。このようにいくつかの観点から、VAPEの定期的なメンテナンスは必要といえるのです。
2.VAPEのメンテナンス方法(洗浄編)
VAPEのメンテナンス方法はいくつかありますが、ここでは洗浄によるメンテナンスを紹介します。
2-1.水やお湯を使ったメンテナンス
水やお湯を使ったVAPEのメンテナンスは最も基本となるものです。具体的な工程の手順としては「MODとアトマイザーを分解する」、「アトマイザーをさらに分解する」、「ぬるま湯の中で綺麗に洗う」、「お湯を使って煮沸消毒する」、「乾燥させて組み立てる」という順番になります。分解をするところは最初のうちは戸惑うかもしれませんが、慣れればむずかしいものではありません。ただ、小さいパーツも多いのでなくさないように注意することは必要です。また、ボールなどを使って洗うとより効率的に洗浄することができます。
メンテナンスの頻度としては、1週間に1回程度かリキッドの味を変更するタイミングで行うのが良いでしょう。そして、お湯を使った洗浄だけでも充分ですが、煮沸消毒をすると殺菌も行えるため、より清潔に利用できます。煮沸消毒は頻繁にする必要はなく、月に1回程度でも充分に効果があるのです。
2-2.超音波洗浄機を使ったメンテナンス
眼鏡や貴金属の洗浄に良く利用される超音波洗浄機は、VAPEの洗浄にも利用することができます。超音波洗浄機を使ったメンテンナンスの工程は「MODとアトマイザーを分解する」、「アトマイザーをさらに分解する」、「軽く水で流して超音波洗浄機に入れる」、「乾燥させて組み立てる」という順番になります。水やお湯よりも少ない工程数で完了し、メンテナンス頻度も2~3週間に1度で済むのが魅力です。超音波洗浄機自体も3000~5000円程度で購入できるので、興味ある人は試してみるのも良いでしょう。
ただ、水の代わりにエタノールを入れて洗浄機をかけると、最悪火事になる恐れもあり大変危険です。洗浄効果を高める目的でエタノールを使いたい場合、コップなどの容器にエタノールとVAPE部品を入れ、コップごと水が入った超音波洗浄機に入れるという方法で行わなくてはいけません。このような方法にしないとエタノールを使った超音波洗浄機利用は危ないものなので、気を付ける必要があります。
2-3.エタノールを使ったメンテナンス
エタノールの成分は消毒効果があり、VAPEに使用することでアルコール除菌を行うことができます。利用するエタノールは、薬局に売られているものが入手しやすく便利でしょう。エタノールを使ったメンテナンスの工程としては「MODとアトマイザーを分解する」、「アトマイザーをさらに分解する」、「部品をエタノールに漬け、シャカシャカと振る」、「乾燥させて組み立てる」という流れになります。メンテナンス頻度も超音波洗浄機を使ったものと同じく、2~3週間に1度程度で済みます。
また、薬局で売られているエタノールには、無水エタノールと呼ばれる純度の高いものや、70%エタノールなどの希釈済みのものが販売されているのです。複数の種類があるのでどれを買うか迷うかもしれませんが、メンテナンスには70%エタノールが良いでしょう。エタノールは、水分を適度に含んだ70〜80%の濃度が最も殺菌効果が高いといわれているからです。なお、70%エタノールが売っていなかった場合、無水エタノールに水を加え自分で希釈しても同じように利用することができます。
3.洗浄以外のVAPEのメンテナンス方法
洗浄以外のメンテナンスもVAPEには存在します。その具体的な方法をいくつか紹介していきましょう。
3-1.コイル交換
できる限りVAPEを美味しく吸うために必要なのが、定期的なコイル交換です。定期的にコイルを交換することで、リキッド本来の味わいをいつでも楽しめるようになるからです。交換する頻度については、電子タバコ上級者は1週間に1度程度のハイペースで行っています。ただ、コイルユニットは1つ700円前後の価格のため、特別な拘りがないなら2〜3週間に1度交換する程度でも充分でしょう。さらに、粘度の低いリキッドを使用している場合なら、1つのコイルを1カ月以上使うこともできます。このような方法で使用すれば、経済的な面でもお得です。
ただ、長いこと同じコイルを使っているとウィックを焦がしてしまうこともあります。また、同じリキッドの味がコイルに染み込んで違う味を楽しめなくなります。したがって、そのような状態になったときも交換の目安として覚えておくと、いつでも新鮮な気持ちでVAPEを利用することができるでしょう。
3-2.結露したリキッドの排出
VAPEを使っていると、アトマイザーで蒸気化したリキッドが結露して、ドリップチップやエアフローなどの場所に溜まってしまうことがあります。この結露したリキッドが溜まると、VAPEを吸っているときにジュルジュルと不快な音がするのです。このようなときは、ティッシュペーパーなどで結露を吸い取るか、ドリップチップから息を強く吹きかけて結露したリキッドを吐き出させる必要があります。そのまま放置しておいても悪化するだけなので、気になったときは早めに対処することが大切です。
4.VAPEのメンテナンスにおける注意点
VAPEのメンテナンスをするときは、いくつかの注意点に気を付ける必要があります。注意点を意識してメンテナンスを行わないと、思わぬトラブルなどが発生することもあるからです。ここでは、具体的な注意点をいくつか紹介していきます。
4-1.MOD(バッテリー)は水に触れさせない
VAPEの定期的な洗浄をするときは水やエタノールなどを使いますが、そのとき水につけて良いのはアトマイザーだけです。なぜなら、VAPEの多くは防水加工がされていないため、それ以外の部分まで水分に触れされてしまうと故障の原因となるからです。特に危険なところがMODとアトマイザーのジョイント部分であり、メンテナンス後などに水やリキッドが付着しているとショートしてしまう可能性があります。そのため、メンテナンス後はしっかりと乾いてから組み立てることを意識しておくと良いでしょう。また、VAPEを分解するときは水分のないところで行い、日頃から水に弱いということを意識しておけば余計なトラブルの発生を防ぐことができます。
4-2.組み立てる時は締めすぎないようにする
組み立てるときに締めすぎないようにするということも、VAPEを扱う上で押さえておくべき重要なポイントです。具体的には、VAPEのパーツはさまざまな箇所にねじ切りがされています。そのため、ネジ山が細かく、締めすぎるとネジ山を潰してしまって外れなくなってしまうのです。また、場合によっては、きつく締まりすぎることによって外れなくなることもあるのです。VAPEのネジ山はアトマイザーやコイルユニット、ベースなどのあらゆるところに使われているので、これらの場所を分解したり組み立てたりするときは注意するようにしましょう。
また、同じくネジを締めるときに、金属パーツが膨張した状態で組み立てても破損の原因となります。金属パーツが膨張する状態とは、主に煮沸消毒などで温度が上がったときに起きる現象です。したがって、煮沸消毒後は充分に各パーツが冷めるまで待ち、それから組み立てを行っていくことが必要になるのです。
4-3.破損・紛失しないようにする
破損・紛失しないように気を付けて扱うことも、大切な注意点です。特にアトマイザーのタンクは壊れやすい部分であり、種類によってはガラス製のものもあるので注意するようにしましょう。ガラス製のものは落としたら当然、割れてしまうということになります。また、VAPEはメンテナンスなどで分解すると、細かいパーツも存在していることが分かります。細かいということはなくしやすいということであり、注意が必要です。不安な人は細かいパーツは同じ場所に集めておくなど、紛失しないような工夫をすると良いでしょう。
5.メンテナンス不要のpod型VAPEとは?
VAPEはその種類によってペン型、ボックス型、pod型に分かれます。ペン型は初心者向けの手軽に楽しめるVAPEであり、ボックス型は反対にさまざまなカスタマイズが可能な上級者向けのアイテムとなっています。pod型はこの両方の中間に位置するもので、面倒なメンテナンスが不要なことから大きな注目を集めているのです。そのため、なかなかメンテナンス時間が取れない人も利用することができるでしょう。具体的には、pod型はペン型などの通常のVAPEのように、アトマイザーにリキッドを毎回いれる仕様ではありません。その代わりに、podと呼ばれるリキッドが含まれたカートリッジを取り替えるだけで、リキッドとコイルの交換が完了する利便性に優れたつくりとなっているのです。
このリキッドタンクは使い捨てとなっているため、メンテナンスをする必要がないということです。また、味そのものもボックス型のように吸いごたえがあるつくりになっているので、電子タバコ上級者でも満足することができます。ペン型のように基本的な操作が簡単で、ボックス型のように吸いごたえがある良いところ取りのVAPEがpod型ということになります。
6.メンテナンス不要のpod型VAPEのおすすめ商品
メンテナンス不要のpod型VAPEのおすすめ商品を、具体的にいくつか紹介していきましょう。どの商品も機能性はもちろん、デザイン性に優れていることも大きな特徴となっています。
6-1.JUUL(ジュール)
JUUL(ジュール)はアメリカで販売されて話題となった、pod型VAPEです。現在はアメリカ電子タバコ市場のシェアにおいて72.2%を占めており、世界的なスタンダート商品として認知されています。その特徴の一つは、洗練されたミニマルなデザインでしょう。一見しただけでは電子タバコと分からないような美しい見た目は、多くの愛煙家を虜にしました。所有しているだけで絵になるような、優れたデザインです。また、デザインだけではなく機能性も優秀であり、JUULは電源ボタンをONにする必要がなく、吸うだけで起動するつくりとなっているのです。
それまでのVAPEは電源ボタンを数回クリックして、ボタンを押しながら吸引するスタイルだったので、この仕様が発表されたときは衝撃的なものでした。このようにデザイン性と機能性の両方でレベルの高いつくりになっていることが、JUUL人気を支えています。また、気になる価格は本体、USB充電器、専用フレーバーPOD4種のスターターキットで7900円となっています。
6-2.STLTH(ステルス)
STLTH(ステルス)もpod型VAPEの優れた商品として人気が高まっています。人気の秘密はその価格にあり、本体、充電ケーブル、専用フレーバーPOD1種のスターターキッドで3300円とJUULの半額以下の値段になっているのです。そのため、JUULに比べ安価に楽しめると多くの人の注目を集めることになりました。また、STLTHは販売価格だけではなく、JUULと同様にデザインにも拘っており、ミニマルでスタイリッシュな見た目となっています。JUULは角ばった形をしていましたが、STLTHは丸みを帯びた形なので自然に手に馴染むところも好評です。人によっては、この丸みを帯びたデザインのほうを好む人もいるといわれています。
さらに、デザインだけではなく、機能性が優れていることもJUULと同様です。面倒なボタン操作が必要なく、マウスピース部分を吸引するだけで起動させることができるので、従来の紙タバコのようなイメージで吸うことができるのです。このように、JUULの良い部分を吸収して、手に取りやすい価格にしたのがSTLTHということになります。
VAPEのメンテナンス方法を覚えて長く愛用しよう
VAPEを長く愛用するためには、メンテナンスが欠かせません。日々のメンテナンスを行うことでいつも新鮮な味わいを楽しむことができ、故障も防ぐことができるからです。そのためには、正しいメンテナンス方法も覚える必要があります。ただ、どうしても普段忙しくて時間を取れないという人は、vape.shopで扱っているメンテナンス不要の商品を検討してみるのも良いのではないでしょうか。
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