VAPEのコイルには、大きく分けて2種類のタイプがあります。セットするだけで初心者でも簡単に使えるコイルユニットと呼ばれるものと、ビルドと呼ばれる自作でコイルを巻いていく上級者向けのものの2種類です。それぞれの特徴を知ることで、より自分に合ったVAPEを楽しむことができます。ここではそれぞれの特徴と、自作する場合の方法を中心に紹介していきます。
Contents1.VAPEのコイルとは
VAPEのコイルとは、アトマイザーの一部です。熱を伝え、水蒸気を発生させるのに欠かせない精密なパーツのことを指します。コイルには抵抗値が存在し、抵抗値が低いほどリキッドを気化させやすくなります。つまり、コイルの巻き方や種類によって、味や水蒸気の質や量を決めることができるため、コイルはVAPEの心臓部といって過言ではありません。
コイルは使用を続けると消耗していきます。よって、定期的に交換をする必要があります。しかし、特に初心者にとってはその交換も容易ではありません。そのため、コイルには簡単に交換するだけの既製のコイルユニットと呼ばれるものがあります。また、コイルにはもう一つタイプがあり、それがワイヤーを巻いて自作するビルド式と呼ばれるものです。ビルド式であれば、作るのが難しい分、より自分好みにVAPEを楽しむことができるため、上級者向けのコイルといえるでしょう。
2.VAPEのコイルの選択肢
VAPEのコイルには既製のコイルユニットと、自作で手巻きで作るビルドと呼ばれるものの2種類があります。それぞれには特徴があり、どのようにVAPEを楽しみたいかでコイルを選ぶことも大切です。ここでは、それぞれのコイルについて、特徴やメリットを述べていきます。
2-1.コイルユニット
コイルユニットには、あらかじめウィックと呼ばれるコットンがセットされています。そのため、クリアロマイザータイプのアトマイザーにセットするだけで、初心者でも簡単に使うことが可能です。種類も豊富にそろえられ、安定的に十分な煙量を楽しむことができるため、好みの吸い方によっても選ぶことができます。上級者でもサブとしてコイルユニットを搭載したVAPEを楽しむ人も多いです。
ただし、コイルユニットは定期的な交換を必要とします。煙が少なくなったり、焦げた味がするようになったりしたら、交換しなければなりません。使用頻度にもよりますが、大体2週間前後で交換が必要になることには注意しましょう。
2-2.ビルド
自分でコイルを巻いていくタイプを、ビルドと呼びます。自分で作成していくため、中~上級者向けとされています。ただし、その分コイルユニットタイプと比較して、より自分好みの吸い方を追求することが可能です。また、やってみると意外と簡単だという声も多く、何より自分で自由に作り上げていく楽しみがあるのが、ビルドです。
コイルユニットを購入する場合と比べて、安く仕上がるというメリットもあります。長く使用していくなら、ビルドに挑戦してみるのも一つの手です。
3.VAPEコイルユニットの種類と特徴
コイルユニット自体も種類が分かれ、さらに特徴は細分化されます。ここでは、コイルユニットの種類と特徴を紹介していきます。
3-1.BVC
BVCとは、ボトムバーティカルコイルの略称です。コイルが垂直方向(バーティカル)に巻かれており、そのため加熱面積が増え、空気の通りがよくなります。結果、水蒸気がより多く発生するため、爆煙タイプの吸い方を好む人向けのコイルユニットです。また、空気の通りがよくなることで、味の抜け具合も同時に良くなります。リキッドのフレーバーも一定以上は楽しみたいという人にも向いているタイプです。
3-2.BDC
BDCとは、ボトムデュアルコイルの略で、その名の通りデッキにコイルが2つ設置されているコイルユニットのことです。コイルは通常シングルであることが一般的ですが、それが2倍になることで、単純に蒸気の量が多くなります。そのため、味わいも濃くなるといった特徴があります。より味重視でVAPEを楽しみたい人向けです。ただし、気を付けておきたい点としては、リキッドの消費が早いということです。当然のことながら2倍の速度でリキッドは消費されていきます。コストが気になる人には、あまり向いているタイプとはいえません。
4.VAPEでビルドできるコイルの巻き方と使用するワイヤーの種類
コイルユニットに対して、ビルドとは自分でコイルを巻いて自作するものです。初心者にとってはハードルが高いと感じることも多いかもしれません。しかし、しっかりとビルドについて理解すれば、それほど難しいことでもないのです。ここでは、ビルドコイルについて説明していきます。
4-1.コイルの巻き方の種類
コイルの巻き方にもいくつか種類があります。シンプルに1本のワイヤーで巻いていく方法も広く親しまれていますが、それ以外の方法を知ることで、より自分に合ったスタイルでVAPEを楽しむことができるでしょう。たとえば、2本のワイヤーをねじって1本にしたものを使って巻いたコイルは、ツイストコイルと呼ばれます。この巻き方は、単線で巻くよりもウィックとの接地面を稼ぐことができるという利点があります。そのため、同じ抵抗値でも、リキッドを気化させることができ、発生させる水蒸気量も多くさせることが可能です。2本のワイヤーを平行に重ねて巻くパラレルコイルという巻き方もありますが、こちらも同じ原理で水蒸気を単線巻きのときより多く発生させることができます。
また、クラプトンコイルという巻き方もあります。芯となるワイヤーに、さらにワイヤーを巻き付けたクラプトンワイヤーを使った巻き方です。クラプトンワイヤーは、単線に比べると価格が高いので、この巻き方をする場合も必然的にコストが高くなってしまうというデメリットはあります。しかし、その分ミストはよりきめが細かくなり、爆煙を楽しみつつも味わいもしっかり楽しむことができるとして、非常に人気の高い巻き方の一つです。
4-2.ワイヤーの材質の種類
ワイヤーの種類も数多くあり、それぞれの特徴から好きなものを選ぶことが可能です。カンタルワイヤーと呼ばれるものは、一般的によく使われているタイプです。値段も手ごろで、さらに巻きやすいという特徴があります。コットンを通すときにコイルが崩れにくいので、特に初心者向きといえるでしょう。ステンレスワイヤーは、丈夫でさびにくく、また、汚れも落ちやすいです。こちらも巻き付けが容易で、立ち上がりも早いので、初心者向きのワイヤーとして分類されます。
ニクロムワイヤーは、カンタルに似ていますが、抵抗値が低めなのでより立ち上がりが早いという特徴があります。また、意外と重要なのが、金属臭が少ないということです。このワイヤーは特に、味への影響が少ないとされています。ゆえに、初心者にも上級者にも愛用者が多いタイプです。反面、ニッケルワイヤーは初心者にとっては扱いが難しい、上級者向けのワイヤーとされています。温度によって抵抗値が変化するため、さまざまな味の変化を楽しむことが可能です。ただし、非常に柔らかく、ウィックをセットする際に型崩れしやすいというデメリットがあります。また、温度が上がりすぎると有害物質が出てしまうため、取り扱いには十分な注意が必要です。
最後に、チタンワイヤーは巻きやすく型崩れしにくいタイプです。とはいえ、こちらも高温で有毒物質を発生させるため、ドライバーンには注意しましょう。初心者には向かないとされています。
5.VAPEのビルドに挑戦してみよう!
VAPEのコイルのビルドをするには、いくつか準備が必要です。ビルドを行うにあたって必要なものや、その方法を紹介していきます。
5-1.ビルドに必要なものは何?
安全にビルドを終えるためにも、いくつかの道具を準備する必要があります。まず、オームメーターかMODを用意しましょう。出来上がったコイルの抵抗値を測るために必要です。前述したワイヤーも、当然必要なアイテムです。金属の種類はいくつかありますが、より初心者向けのワイヤーはカンタルワイヤーだといわれています。次いで、コイルジグと呼ばれる、コイルを巻きつけていくために使用されるものもあったほうが無難です。より正確に巻いていくために、ニッパーなども用意しましょう。
そのほか、ハサミやピンセットなどもあると便利です。ピンセットは先がセラミック製のものであれば感電しないため安全です。最後に、コットンを用意しましょう。もちろん専用のウィックがもっとも好まれますが、100円ショップのもので代用しても問題ありません。これらを一つずつ準備することに抵抗があるのなら、必要な道具がそろったキットも販売されています。特に初心者はこれを買うのも一つの手です。
5-2.ビルド方法の手順
いよいよビルドを開始してみましょう。VAPEコイルのビルドの手順を紹介していきます。
5-2-1.1:巻き回数を決める
まず、手持ちのワイヤーで希望の抵抗値にするには何回巻けばいいかを知る必要があります。抵抗値に関する計算ができれば割り出すこともできますが、より簡単に割り出すには、コイルシミュレーターを使用すると便利です。コイルシミュレーターとは、目標抵抗値に対してコイルの素材や太さなどを設定することで、最適なワイヤーの長さなどを割り出すことができる無料ウェブツールです。このツールに始めのうちから慣れておけば、ビルドもスムーズに進めていくことができるでしょう。
5-2-2.2:ワイヤーを巻く
前述の、アタッチメントを回すだけでコイルが巻けるコイルジグを使うと、容易にワイヤーを巻くことができます。注意したいのは、コイルを巻くときは、クルーとヘッドのサイズを一致させる必要があるということです。これを押さえておけば、コイルをビルドすることも難しいことではありません。
ワイヤーの巻きつける手順としては、まず、コイルジグ本体にクルーをセットし、キャップを付けます。そして、ワイヤーをキャップの穴から通していきます。続いて、ヘッドをクルーに被せた後、ヘッドの突出部分にワイヤーを引っかけつつヘッドを回せば、それだけで完成です。
5-2-3.3:ドライバーン
続いて、ホットスポットという、熱伝導によるムラをなくす作業が必要です。ホットスポットは、ドライバーンと呼ばれる、コイルを巻いた直後に行う焼き入れを行うことで取り除きます。まず、デッキをオームメーターに乗せましょう。次にデッキにあいている穴にコイルを通します。続いてネジで留めた後、ショートを防ぐため、コイルの足の長い部分はカットします。その後、抵抗値を確認したあとは、ドライバーンに入って問題ありません。焼き入れの際、加熱したコイルの赤みが均一になるようピンセットなどで整形すると、熱が均等に伝わるようになり味も安定します。
5-2-4.4:仕上げ
最後に、ウィッキングと呼ばれる仕上げを行います。まず、コイルに専用コットンの先を通します。整形した化粧用のコットンなどを使用するときは、生地内部のやわらかい部分だけを使うようにしましょう。続いて、適当な大きさにコットンを切り、ピンセットなどで先端の繊維をほぐしていきます。最後に、コットンをジュースホールと呼ばれるデッキの下にセットして、仕上げを終了させます。
6.VAEPEのビルドが難しそうならコイルユニットを!選び方は?
ビルドはやはり、VAPEに慣れ始めた中~上級者向けのものといえます。どうしてもビルドが難しそうであれば、コイルユニットを使うところから始めるのも楽しみ方の一つです。コイルユニットは、使っているVAPE専用のものを購入することで、もっとも安全に、また、十分に楽しむことができます。機種ごとに抵抗値の違うコイルが販売されているため、自分の好みに合ったものを選ぶようにしましょう。一つ注意しておきたいのは、吸い方にもよりますが、コイルユニットは2~3週間で交換が必要になるということです。VAPEのメンテナンスがプレッシャーにならないよう、無理のない範囲で楽しむことを心掛けましょう。
7.VAPEコイルユニットの購入ならVAPE.SHOPで!
コイルユニットをどこで購入しようか迷った場合は、VAPE.SHOPを活用するのも一つの手です。JUSTFOG FOG-1 、Joytech、Eleafといった、トレンドや人気の高い機種のコイルユニットが豊富にそろっています。また、ダイレクトラング用や爆煙用など、吸い方によって好みのコイルを選ぶことも可能です。アメリカから個人輸入で購入することができるため、日本の店頭では買うことができないニコチン入りリキッドもあります。
個人情報の登録が必要になりますが、簡単に終えることができます。また、支払いは安全なPayPalを使用しているため、カード情報がサイト側に漏れることもありません。買い物額に応じてポイントも付与されるため、ユーザーに対して配慮が行き届いた優良なサイトです。
VAPEのコイルは種類を把握してから選ぼう!
VAPEのコイルには大きく分類して2つの選択肢があります。また、種類もさまざまです。そのため、自分好みにVAPEを楽しむには、味わい重視や爆煙重視など、目的に合わせて選ぶ必要があります。VAPE.SHOPであれば、コイルユニットを豊富に用意しています。コイルユニットを試してみたいという人は、ぜひVAPE.SHOPでの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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